〜人間関係の悩みが、私の人生を変えてくれた〜
人との関わりに疲れてしまったことはありませんか?
誰かの言葉に傷ついたり、周りの人と自分を比べて落ち込んだり。
「どうして私ばかり、こんなに大変なんだろう」
以前の私は、そんな思いを抱えながら毎日を過ごしていました。
けれど、書籍『嫌われる勇気』との出会いが、私の考え方を大きく変えてくれました。
前回は「トラウマは存在しない」という考え方について、私自身の経験を交えながらお話ししました。
今回は、**「すべての悩みは対人関係の悩みである」**という考え方から学んだことをお伝えしたいと思います。

すべての悩みは対人関係?
この本では、アドラー心理学の考え方として「すべての悩みは対人関係の悩みである」と紹介されています。
初めて読んだとき、私は少し不思議に思いました。
「本当に、すべての悩みが人間関係なの?」
私自身の悩みを振り返ると、ADHDによる人との関わりの難しさ、障害のある子どもの子育て、両親の介護、仕事、お金、家事、容姿、老後への不安など、さまざまなことがありました。
でも、よく考えてみると、その多くに人との関わりがありました。
家事や育児には家族との関係があり、仕事には職場の人やお客様との関係があります。
お金や容姿の悩みも、周囲の人と比較することで大きくなることがあります。
もちろん、すべての困難が人間関係だけで生じるわけではありません。
それでも私は、人との関わり方や物事の受け止め方が変わることで、心の負担を軽くできる場合があると気づいたのです。
周りの人への不満でいっぱいだった日々
以前の私は、家庭でも職場でも、悩みを抱えていました。
家事が思うように進まないと、子どもたちにイライラ。
毎日こんなに頑張っているのに、夫には大変さを理解してもらえないと感じてイライラ。
職場では、家庭の事情を仕事に持ち込まないようにと言われ、落ち込むこともありました。
実家では、介護中の両親から助けを求められ、障害のある子どもの子育てについて、周囲の視線が気になることもありました。
「私だって一生懸命頑張っているのに……」
そう思いながら、心に余裕のない日々を過ごしていました。
今振り返ると、目の前の問題に必死で、周りにいる優しい人たちの存在にも、十分に目を向けられていなかったように思います。
自分を大切にしてくれる人に目を向ける
そんな私が少しずつ変われたのは、考え方を見直すようになってからでした。
私の周りには、つらいときに支えてくれる人、励ましてくれる人、そして、いつも温かく見守ってくれる友人がいました。
それなのに、私は嫌な出来事や傷ついた言葉ばかりを思い出していたのです。
「苦手な人のことを考え続けるより、自分を大切にしてくれる人との時間を大事にしよう」
そう思えるようになってから、心が少しずつ軽くなりました。
また、仕事の悩みはできるだけ仕事の時間に向き合い、家に帰ったら家族との時間を大切にする。
介護についても、一人ですべてを抱え込まず、できることから取り組む。
悩みを一度に全部背負わないように意識することで、気持ちを整理しやすくなりました。
人と比べるのをやめたら、見えてきた幸せ
以前の私は、周囲の人と自分をよく比べていました。
「あの家庭はみんな健康で楽しそう」
「どうして私ばかり、子育ても介護もこんなに大変なんだろう」
「みんなおしゃれをして、好きなことを楽しんでいていいな」
人の幸せを見るたびに、自分の人生が悲しく感じられることもありました。
けれど、人にはそれぞれ違う人生があり、外からは見えない苦労もあります。
誰かと比べても、自分の人生が楽になるわけではありません。
それよりも、昨日の自分と比べて、少しでもできるようになったことや、今日見つけた小さな幸せを大切にしたい。
そう考えるようになってから、何気ない日常にも喜びを感じられるようになりました。
苦しかった経験が、感謝の気持ちに変わった
当時は、毎日を乗り越えるだけで精いっぱいでした。
でも、今振り返ると、その経験から学んだこともたくさんあります。
何より忘れられないのは、本当に苦しかったときに支えてくださった方々の優しさです。
励ましの言葉をかけてくれた人。
困ったときに手を差し伸べてくれた人。
何も言わず、そばにいてくれた人。
その温かさを思い出すと、今でも感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。
そして、以前は自分の悩みで精いっぱいだった私が、今では誰かの悩みにも耳を傾けたいと思えるようになりました。
自分が苦しんだ経験があるからこそ、同じように悩んでいる人の気持ちを想像できることもあります。
誰かが私を頼って相談してくれると、
「こんな私でも、誰かの役に立てることがあるんだ」
そう思えて、今度は私自身が勇気をもらっています。
もちろん、つらい経験を無理に前向きに捉える必要はありません。
それでも私にとっては、過去の経験が、人への感謝や優しさを大切にするきっかけになりました。
これからは、自分の人生を自分らしく
『嫌われる勇気』を読んで、私は大切なことに気づきました。
すべての人に好かれようとしなくてもいい。
他人と比べて、自分の価値を決めなくてもいい。
周囲の人の期待ばかりを気にするのではなく、自分がどう生きたいかを大切にしていい。
そう思えるようになってから、少しずつ自分の人生を前向きに考えられるようになりました。
そして今、私には新しい願いがあります。
これまで私を支えてくれた人たちから受け取った優しさを、今度は誰かに届けたい。
もし今、人間関係や毎日の生活に悩んでいる方がいたら、どうかご自身の心も大切にしてください。
悩みをすぐに解決できなくても大丈夫。
人と比べず、自分のペースで、一歩ずつ進んでいけばいいのだと思います。
あなたが今日、少しでも心穏やかに過ごせますように。
「嫌われる勇気」から学んだこと
このお話は、私が『嫌われる勇気』を読んで学んだことを、自分自身の経験とともに綴ったシリーズです。
気になるお話から、ぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考書籍
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』
岸見一郎・古賀史健 著
※この記事は、書籍から学んだ考え方をもとに、私自身の経験や感じたことをまとめたものです。


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