「嫌われる勇気」から学んだこと② 「すべての悩みは対人関係」

おすすめ書籍

〜人間関係の悩みが、私の人生を変えてくれた〜


人との関わりに疲れてしまったことはありませんか?


誰かの言葉に傷ついたり、周りの人と自分を比べて落ち込んだり。


「どうして私ばかり、こんなに大変なんだろう」


以前の私は、そんな思いを抱えながら毎日を過ごしていました。


けれど、書籍『嫌われる勇気』との出会いが、私の考え方を大きく変えてくれました。


前回は「トラウマは存在しない」という考え方について、私自身の経験を交えながらお話ししました。


今回は、**「すべての悩みは対人関係の悩みである」**という考え方から学んだことをお伝えしたいと思います。


すべての悩みは対人関係?


この本では、アドラー心理学の考え方として「すべての悩みは対人関係の悩みである」と紹介されています。


初めて読んだとき、私は少し不思議に思いました。


「本当に、すべての悩みが人間関係なの?」


私自身の悩みを振り返ると、ADHDによる人との関わりの難しさ、障害のある子どもの子育て、両親の介護、仕事、お金、家事、容姿、老後への不安など、さまざまなことがありました。


でも、よく考えてみると、その多くに人との関わりがありました。


家事や育児には家族との関係があり、仕事には職場の人やお客様との関係があります。


お金や容姿の悩みも、周囲の人と比較することで大きくなることがあります。


もちろん、すべての困難が人間関係だけで生じるわけではありません。


それでも私は、人との関わり方や物事の受け止め方が変わることで、心の負担を軽くできる場合があると気づいたのです。

周りの人への不満でいっぱいだった日々


以前の私は、家庭でも職場でも、悩みを抱えていました。


家事が思うように進まないと、子どもたちにイライラ。


毎日こんなに頑張っているのに、夫には大変さを理解してもらえないと感じてイライラ。


職場では、家庭の事情を仕事に持ち込まないようにと言われ、落ち込むこともありました。


実家では、介護中の両親から助けを求められ、障害のある子どもの子育てについて、周囲の視線が気になることもありました。


「私だって一生懸命頑張っているのに……」


そう思いながら、心に余裕のない日々を過ごしていました。


今振り返ると、目の前の問題に必死で、周りにいる優しい人たちの存在にも、十分に目を向けられていなかったように思います。

自分を大切にしてくれる人に目を向ける


そんな私が少しずつ変われたのは、考え方を見直すようになってからでした。


私の周りには、つらいときに支えてくれる人、励ましてくれる人、そして、いつも温かく見守ってくれる友人がいました。


それなのに、私は嫌な出来事や傷ついた言葉ばかりを思い出していたのです。


「苦手な人のことを考え続けるより、自分を大切にしてくれる人との時間を大事にしよう」


そう思えるようになってから、心が少しずつ軽くなりました。


また、仕事の悩みはできるだけ仕事の時間に向き合い、家に帰ったら家族との時間を大切にする。


介護についても、一人ですべてを抱え込まず、できることから取り組む。


悩みを一度に全部背負わないように意識することで、気持ちを整理しやすくなりました。

人と比べるのをやめたら、見えてきた幸せ

以前の私は、周囲の人と自分をよく比べていました。


「あの家庭はみんな健康で楽しそう」


「どうして私ばかり、子育ても介護もこんなに大変なんだろう」


「みんなおしゃれをして、好きなことを楽しんでいていいな」


人の幸せを見るたびに、自分の人生が悲しく感じられることもありました。


けれど、人にはそれぞれ違う人生があり、外からは見えない苦労もあります。


誰かと比べても、自分の人生が楽になるわけではありません。


それよりも、昨日の自分と比べて、少しでもできるようになったことや、今日見つけた小さな幸せを大切にしたい。


そう考えるようになってから、何気ない日常にも喜びを感じられるようになりました。

苦しかった経験が、感謝の気持ちに変わった


当時は、毎日を乗り越えるだけで精いっぱいでした。


でも、今振り返ると、その経験から学んだこともたくさんあります。


何より忘れられないのは、本当に苦しかったときに支えてくださった方々の優しさです。


励ましの言葉をかけてくれた人。


困ったときに手を差し伸べてくれた人。


何も言わず、そばにいてくれた人。


その温かさを思い出すと、今でも感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。


そして、以前は自分の悩みで精いっぱいだった私が、今では誰かの悩みにも耳を傾けたいと思えるようになりました。


自分が苦しんだ経験があるからこそ、同じように悩んでいる人の気持ちを想像できることもあります。


誰かが私を頼って相談してくれると、

「こんな私でも、誰かの役に立てることがあるんだ」


そう思えて、今度は私自身が勇気をもらっています。


もちろん、つらい経験を無理に前向きに捉える必要はありません。


それでも私にとっては、過去の経験が、人への感謝や優しさを大切にするきっかけになりました。

これからは、自分の人生を自分らしく


『嫌われる勇気』を読んで、私は大切なことに気づきました。


すべての人に好かれようとしなくてもいい。


他人と比べて、自分の価値を決めなくてもいい。


周囲の人の期待ばかりを気にするのではなく、自分がどう生きたいかを大切にしていい。


そう思えるようになってから、少しずつ自分の人生を前向きに考えられるようになりました。


そして今、私には新しい願いがあります。


これまで私を支えてくれた人たちから受け取った優しさを、今度は誰かに届けたい。


もし今、人間関係や毎日の生活に悩んでいる方がいたら、どうかご自身の心も大切にしてください。


悩みをすぐに解決できなくても大丈夫。


人と比べず、自分のペースで、一歩ずつ進んでいけばいいのだと思います。


あなたが今日、少しでも心穏やかに過ごせますように。

「嫌われる勇気」から学んだこと

このお話は、私が『嫌われる勇気』を読んで学んだことを、自分自身の経験とともに綴ったシリーズです。

▶ ① トラウマは存在しない

▶ ③ 課題の分離

気になるお話から、ぜひ読んでみてください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


参考書籍
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』
岸見一郎・古賀史健 著
※この記事は、書籍から学んだ考え方をもとに、私自身の経験や感じたことをまとめたものです。

コメント